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2005年08月 アーカイブ

2005年08月02日

17.パートナーはバディに例えられるか



 ダイビングのパートナーのことをバディと呼びます。


ダイビングはペアが基本で、バディはお互いに生命を預ける相手でもあります。


 


 恋人や結婚相手に求められる本質も、バディなのではと思います。


自分の生命を相手に預けられるか。相手の生命を預かれるか。


こういうことだと思うのです。


 


 でも、もしも相手の力無さを感じたり、相手の力量を自分でカバーできないと


思い知らされたとき。その関係は崩れてしまうのではないでしょうか。


お付き合いをする上でパワーバランスというのは非常に重要な要素だと思います。


 


 パワーバランスの誤差をカバーする許容範囲というものも試されます。


相手の浮き沈みをカバー出来る力量そのものが、懐の深さと言われたり。


 


 


 ケース1)好きな人との価値観の差に絶望する。


相手の価値観の上限、下限に関係なくお互いにその許容範囲の差を


埋める努力が無ければ、続くことは無いでしょう。


 


 ケース2)好きな相手が自分よりもレベルが低い


自分のレベルを落としても相手の目線に降りるて一緒に相手のペースを守って


本来のレベルに引き上げられる力量が自分にあるか否か。


又は、最初からその努力もなく放任して気付かせた上で上がるのを待つか。


 


 ケース3)病床に伏した相手を守れるか


極論です。無力になった相手を自らの能力で死守できるか。


ありがちなパターンとしては、病弱な相手を見かねて離婚なんてパターンですね。


まあ、多くの場合は更に親族闘争やストーカー問題とか絡んで余計にややこしい


ことになったりすることもありますね。


 


 付き合い始めの半年ぐらいは盛り上がってるので楽しく過ごせます。


問題はその後の半年~2年ぐらいの時期。相手の力量や自分の力量を見据えての


パワーバランスが見えてくる頃。


そこで勢いではなく、本当の気持ちを相手とのパワーバランスに照らし合わせた時


何かを見出せたらと思います。


 


 勢いや惰性の付き合いの延長での結婚よりも、ベストマッチングではなくとも


お互いの懐の深さやパワーバランスの取れたカップリングのほうが「ベスト」


ではないか。そう考えます。


 


 大人の恋愛や結婚って難しいものですね。


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 柊木彩弥です。


 夏コミの原稿でいっぱいいっぱいなのですが、海猿を見ててバディとは…


との勢いで今回を綴ってみました。


私も6月に失恋をしてたくさんのことを考えました。


自分の無力さを思い知らされ、目の前にあった大きな目標とそれまでの


努力を全否定されたかのように真っ暗になりました。


 


 まあなんてことはなく分析したら、こうしたパワーバランスのミスマッチや


相手とのレベル差。ジャンルごとによっては相手が上、こちらが上はあります。


そうしたパワーバランスの差というものに気付けなかったのは失敗だと思いますね。


もっとも気付いたところで、方向修正はもっと難しいのですが。


 そうした経験を次の縁に活かせるかという学習効果は重要です。


 


 そう。恋愛する以上は…「みんなで幸せになろうよ」ってことなのです。


 


さ、夏コミ目前。みなさまにもいい恋や出会いに恵まれますように☆


私も、いい新刊に出会えますように☆(含む自分の新刊


 


2005年08月06日

18.Safty Love & Safty Girl

女の子の恋愛パターンで「彼氏が途切れない」というのがあります。
割とパターンとしては、ありがちでB’zの歌にもあるほどです。

 今の恋がだめなら次の恋へという過程において、次の彼氏を確保してから

今の彼氏を切り捨てて新しい彼氏に乗り換えるというもの。
要するに「次の恋が保障されてる」という状態。

 あまりいい方法ではないのですが、延々と繰り返してしまうのは問題です。
世間一般には「渡り鳥」とか「Safty Love」とか言いますが、この弊害は女の子としては寂しい思いをしなくて済む反面、自分の評判を確実に落とします。
1回だけならともかく、何度か繰り返したら確実です。
会社勤めの女の子であれば、最悪その会社にはいられなくなります。

 周囲の友人も「またか」と思うので親身に相談に乗ってもらえなくなります。
例えば、彼氏とケンカして行き詰まったりして相談をしても、親身に考えず「また次を探せば」と安易に言われることでしょう。

新しい恋をスタートさせるということは、本来そんなにカンタンなものではないはずです。
安易にカンタンに始まった恋ほど脆いものはありません。
だからこそ、割とカンタンに次の恋へ行くことも躊躇いが無かったりします。

 もっとも、一番傷つくのは男のほうですが、原因に気付いた男なら二度目は同じ手は通じません。
同じ境遇になったら激しく警戒されるでしょう。
一方、女の子はと言えば、これをやってしまうには理由があります。
ズバリ…「一人でいることに耐えられない寂しがりや」が殆どです。
結果として恋愛に鈍感になり、故に、転々としてしまうでしょう。
そして、転がり続ける女の子の行く末に、本当の幸せは無いでしょう。
なぜかって?

 だって恋愛に鈍感な女の子が、しあわせの価値を解るはずがないからです。
このパターンには、もうひとつのパターンがあります。
「自分から振って次の恋に行く」ので振られる挫折を知りません。
振られるという痛みを知らないからこそ、振ることに抵抗がないのです。

 問題解決には、自分の欠点を受け入れること。これ以外にありません。
また、下手に指摘すればむきになって、意地で結婚しようとするでしょう。
もっとも結婚したからといって、しあわせが保障されるわけではないのですがそんなことは当人には理解不能なのです。
はい、そこのお嬢さん? あなたは大丈夫ですか?
そこの彼氏? あなたの彼女さん、大丈夫ですか?次に傷ついて振られるのは、あなたかもしれませんよ?


柊木彩弥です☆
やっと原稿が終わりまして、久々の更新になりました。B’zの随分と古い曲「Safty Love」から今回のコラムをお届けしました。
割と「私振られたことなんてないわ」って女の子、多いのです。
でもそれは、自分の経験の浅さを露呈してるだけで自慢気に語るほど恥を晒してるだけでもあります。。

 ファッション感覚で服を着替えるように男を変えていく女の子が多いと思うのですが、なんだか勿体無いような気がするのです。
まあ、そんな女の子に出来た男は勿体無いとも言えるわけです。

 人の価値は見る者によって様々な尺度で量られますが、外見だけでなく、是非とも内面からにじみ出るような価値を身に付けて頂きたいものです。

もちろん私モナー。

2005年08月10日

閑話休題…その2



 夏コミも直前になりまして、今年は色々あったので精神的に非常に苦しくて


なかなか思うように捗らなくて苦労したのですが、なんとか無事に準備も済ませ


あとは迎え撃つばかりという設営日前日でございます♪


 


 さて、今回は前回の「閑話休題 私の場合」の続きです。


 


 失恋から、2ヶ月経過してすっかり立ち直って一人の日常を取り戻してるわけ


なのですが、色々心の整理はしなくてはいけないとか、心の後始末が不完全で


時々、イヤーな気分になってしまうことはあったりします。


 


 そもそも今回の失恋は、相手のビョーキが発動したのが原因なので仕方無い


とゆー結論に落ち着いてるのですが、普通であればこの状況を受け入れるのに


ずいぶんと苦労するんではないかと思うのです。


 


 今回の分析をすれば、私とお付き合いをする以前にお相手の方は


結婚を取りやめ別れてから、私とお付き合いをしているのですが、この状況こそ


先の「Safty Love」であり、次の恋の保障がされてる状態で別れてるわけです。


で、間違いなく今回も同じことをやってるので、これが氏のパターンと言えます。


 


 別段ここまでならなんの問題も無いでしょう。


氏の相手が次々と変わって犠牲者は増えますがw


 


 で、問題は当の本人である氏。


氏は自らの同人の著である恋愛理論において、自分に言い寄る順番待ちについて


言及しています。普通に見れば、モテまくりな図でしか無いのですが、実はこれ


人としては重大な欠点でもあります。


言い寄られる順番待ちが存在するということは、一人で自分に向き合えない環境


を意味します。つまりは、よほど自ら恋愛感情を捨てて恋人不存在の状況を形成し


一人で自分と向き合うことが出来なければ、言い寄られた優しい言葉に甘えてる


だけという努力の無い恋愛なわけです。


解りやすく言えば「自分が同意すれば始まるお手軽な恋愛」ということ。


苦労して始まらない恋愛なので、そこに有り難味はありません。


この傾向は外見に恵まれた人ほどその傾向にハマり、自らも「自分はモテる」


という自覚があるので、脱却することは非常に難しいでしょう。


 


 「自分自身から本当に人を好きになったことが無い」とは


氏の母親の言葉ですが、常に言い寄られ同意から始まる恋愛を繰り返していれば


そりゃあ、本当に人を好きになる機会なんてものは、無いかもしれませんね。


 


 私に出来ることと言えば獅子の子の崖落しのごとく這い上がりに期待するだけ。


それ以上は、本人のクエストでしかないわけですから。


もっともここで同人作家的には、クエストに失敗とか、


クエストをクリアした氏が私の目の前に立ちはだかりリベンジを要求するとか、


クエストの内容が自分探しになってしまって自転車で稚内までGO!とか、


そもそもクエストに気付かずマリみて由乃ちゃんのごとくいけいけGOGO!


とか楽しい脳内展開はあるわけですが。ま、私の知るところではありませんので。


 


 そんなわけで、振った氏の10手先、20手先が見えたらそれもまた楽しそうな


人生だなーと思えてきたのですが、これまた既に他人事なのでw


 


 そんなわけで、今回の締めはちょっと病院の診察風にしてみましょう。


 


私を振った氏 


病名:言い寄られ恋愛症候群


内容:いつも言い寄られて恋人を乗り換えているので心底相手を好きになりにくい。


今後の予測:最低あと1~2年は遠回りをするか、病状が悪化して意地で結婚かも。


対処方法:機会があったら恋人を作らずに半年過ごして異性との付き合いを減らし


    自分が本当に好きになった人を苦労して手に入れるぐらいの恋愛をしましょう。


注意点:今手に入る幸せを望むか、苦労して真のしあわせを見つけ出すかの二択


 



病名:自己犠牲忠誠恋愛症候群


内容:自らのしあわせよりも相手のしあわせを最優先し、忠誠に尽くす一方


   相手を甘やかしてしまうので、結果的に息切れしたり、相手から今以上の


   要求を受けやすい。


今後の予測:自覚があるので、古傷と今回のダメージをあわせて当分は周囲に


   恋愛対象を寄せ付けない反面、フリーなので隠れファンの監視対象となる。


対処方法:飴と鞭のスキル習得、必要以上に対象者に接近せず距離の置き方スキル習得。


注意点:熱を上げたら負け。自分がしあわせを得られることにウェイトを置いて


    尚且つ、相手に対する愛情はセーブするぐらいが丁度いい。


    例)私の愛情=ダムの放水


    セーブした愛情の具体例)トイレで流す水(必要に応じてざっぱーんと


 


 とまあ、そんなわけで人生色々でございます。


人生、開けて見たい箱はいっぱいあるけれど全部見るには人生という時間は短すぎ。


それならばせめてその人生、濃密な時間を過ごしたいものですね。


 


 それでは皆様、夏のコミックマーケットで楽しい時間を♪


そして、シングルの人は新たな出会いを。


カップルな人は楽しい思い出が出来ますように。


 


え、私?


いやー、新刊が無事発行出来てて、いっぱい売れてくれたらそれ以上のしあわせは


望みません、はいw


あ、終わったら温泉で茹であがりたいってぐらいのしあわせなら望んでもいい?w


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