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めいどいん東京にっき

ガンホー、「ラグナロクオンライン」のキャラスロットを増量
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070216/rochara.htm

記事によれば、2月27日のアップデートより、キャラクタースロットが現在の3から5に増える。
韓国では、2003年7月15日に3→5にキャラクタースロットを増加し、
2004年12月28日には5→6へ
2006年10月末には6→9へと弾力的にユーザーの利便性に寄与している。

ところが日本では、運営会社の恣意的な運営により頑なにキャラクタースロット3を固持し
長くユーザーの強い要望があったにも関わらず、複数アカウントの取得と維持を迫られた。
しかし、今回運営会社はなぜか、キャラクタースロットを増やした。

なぜか。

答えはカンタンである。
「1アカウントあたりのキャラスロを段階的に増やす事により、アイテム販売を強化する」
という姿勢の現れである。もちろん、一定数のユーザーにはメリットがあるだろう。

しかし、運営主体でユーザー軽視が続くラグナロクオンラインにおいて
いつまでもユーザーはラグナロクオンラインにこだわってはいない。
先般、オートキックプログラムが実装されたが、これの影響かどうかは不明だが
まったく関係のない、正規にアトラクション利用権のあるユーザーがサーバーキャンセルで
落とされている事例や、度重なるサーバー障害の多発でウンザリさせられたユーザーも多い。
この結果、ユーザー離れが加速し、古参サーバーのひとつであるLokiサーバーに至っては
あれだけ過密していたプロンテラがすっかすかという現状で酷い時には夜間帯に1200人程度しか接続していない。
こうした現状は、コミュニティ性を同時に低下させるため、盛り返すことは非常に可能性の薄い場合がある。

ましてや、現在はパンヤ、PSUなど他社コンテンツが盛り上がっており、次いでマビノギやリネ
家庭用コンシューマ機が好調で、ラグナロクオンラインに傾倒するユーザーが減少している。
加えて、月額固定料金を必須とするラグナロクオンラインよりも、月額無料でアイテム課金にシフト
しているコンテンツが多く、コミュニティはRO以外で形成成長しはじめている。

こうした環境を踏まえると、もはやラグナロクオンラインが再び、盛り返してくるということはなく
今後は、家庭用コンシューマ、他社月額無料系コンテンツなどにユーザーがシフトしていくだろう。

アップデートプロジェクトなどから計算するだけなら、あと3年はアップデートがあるだろうが
ユーザーがそれまでに残っていないだろう。
もともとパーティープレイと強いコミュニティ性が売りのラグナロクオンラインは、アップデートの積み重ね
により、もはやソロプレイが楽しめるようなゲームでは、なくなってしまっている。
ベータ時代であれば、そこそこソロでも楽しめたが、人がいないラグナロクオンラインでは
過疎サーバーが物語っているように、盛り上がりに欠ける。

ラグナロクオンラインは、私がここ数年で1番大好きで楽しいコンテンツだった。
しかし、同時に強い不満を持ち合わせながらのプレイで幾度となく苦渋を余儀なくされた。
それでも、昔はまだ良かった。ガンホーコールセンターにBOTがいるからGMチームに連絡してくれ
と電話をしたときには、40分後に2人のGMが駆けつけ、ものすごいスピードでBOTを追いかけ
ていったのは、今では到底考えられない。むしろ、今ではGMの姿さえ見ることは無い。

ユーザーの声は、ついに運営会社には届かなかった。
いや、届いてはいたが、運営会社が聞き入れることは無かったというのが正しいだろう。
例え仮に、BOTを駆逐する完全なシステムが実装されたとしても…。
おそらく離散したユーザーが戻ることは無いだろう。
なぜかって?離散したユーザーは既に新しいゲームで新しいコミュニティを築いてしまっているから。
わざわざラグナロクオンラインに戻っても、もはやかつてのコミュニティは崩壊し失われているのだから。

解りやすく言ってしまうなら、卒業した学校にかつての級友がそこにいないのと同じだ。
ある者は違う街へ行き、ある者は就職し、ある者は進学し、それぞれの道を歩んでいる。
もはやそこにコミュニティは存在しない。いや、人間関係は生きていたとしても、かつての学校に
戻ってくる必要性は無いとすらいえるだろう。

もっとも、残されたラグナロクオンラインは、ここからゆっくりとした時間が流れる。
そして、そう遠くない未来に運営は終わるだろう。
これからのラグナロクオンラインは、こうなる。
・一定期間をおいて、キャラクタースロットはもう1~2段階増える。
・現在23あるワールドは統合される。
・月額料金の値下げ、又は無料化
・ラヘル、ベインスなどの街の実装
おおよそ、外れることは無いだろうと思う。
BOTの排除について記載しなかったのは、これまでの実績を見れば明らかだ。
もっとも、株主代表訴訟などが起きる可能性は捨てきれないが、専門外なので割愛する。

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2007年02月17日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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